種子島の旅 観光編
大幅に遅れてしまったが去年訪れた 種子島『秒速5センチメートル コスモナウト』旅での一般観光あれこれ編。コスモナウトロケ地巡りが主目的だったためじっくり観光とまではいかなかったが、それなりに周ることができた。あまり撮らなかったが写真と動画などをまとめた記事にしておく。旅の概要については種子島『秒速5センチメートル コスモナウト』にあるのでここでは省略。
サトウキビとカライモ畑
種子島はサトウキビの島といっていいほどにサトウキビ畑が広がっていた。またカライモ(サツマイモ)も広く栽培されていた。あまり他の作物は見かけなかった気がする。
動画(音あり) 中種子町野間 サトウキビ畑からアイSHOP石堂
種子島宇宙センター
https://goo.gl/maps/oCfqoRwE7hx
種子島を訪れたら絶対に外せないのが宇宙センターだ。簡単に訪れることができない場所にあるからこそ、その姿を目にした時は本当に感動した。
とにかく「美しい」のひと言に尽きる。青い空、輝く海、美しい緑、そして宇宙センターの調和が素晴らしい。ここで打ち上げを見ることができたらどんなに幸せだろうか。実際の打ち上げ時は関係者以外は立ち入り禁止となるので遥か遠くから見上げるしかない。
竹崎展望台からの射場。
宇宙科学技術館。N1ロケット実寸模型が立つ。
驚くほどに手入れが行き届いた広大な芝生広場。
H2ロケット実寸大模型に圧倒される。
館内に展示されているメインエンジンLE-7
回収したフェアリング(ロケット先端カバー状部分)。実際に触れることもできる。軽くスカスカな構造で驚いた。
動画 宇宙科学技術館入口~駐車場~竹崎展望台
宇宙センター施設案内ツアー
宇宙センターの案内ツアーは人気のため基本的に予約が必要(空きがあれば当日参加も可)。また打ち上げ直前などは開催されない。
通常だと立ち入ることができないエリアにも入ることができるのでツアーには絶対に参加したい。しかも無料。日によって巡るコースが違い、自分の時は残念ながら大型ロケット発射場に行くことはできなかった。
製造されながらも事情により打ち上げられなかった実物のH2ロケット。間近で見ると大迫力。
赤いのは断熱塗料とのこと。
これまた本物のエンジン。
総合指令棟。
増田宇宙通信所
https://goo.gl/maps/rqG84CATuq42
種子島の宇宙関連施設は南種子町の宇宙センターだけではない。中種子町にもあるのだ。それがこの増田宇宙通信所。ロケットや人工衛星の追跡などを手掛ける施設。巨大なアンテナが空の彼方を追い続けている。ここも見学することができる。展示は小規模だがとても興味深い内容で面白かった。
増田第一可搬局。24時間365日休まずに衛星を追跡している。
ロケット精測レーダーアンテナ。
ここでもフェアリングに触ることができる。
ほぼ貸し切り状態。
アンテナの仕組みを音で体感できるとかなんとか。
また、ここではアンテナカードなるものをゲットすることができる。なかなかのレアアイテム。
動画(音あり) 増田宇宙通信所敷地走行
アコウのアーチ
https://goo.gl/maps/w5WVrJbdC6r
アコウとは温暖な地域に自生するクワ科の樹木。このアコウは横に成長し、まさにアーチのようになった部分が道になっている。途中で倒れたまま成長したのだろうか。とにかく珍しい状態だそうだ。鬱蒼とした林を走ると突如現れるさまが神秘的。夜だとちょっと怖いかもしれない。
太田のヘゴ自生群落
https://goo.gl/maps/oC4MfUF9Fik
ヘゴとは大型の樹木状シダ。巨大なヘゴの近くに立つと恐竜が出てきそうとか思った。
喜志鹿崎灯台
https://goo.gl/maps/LLFSxdLVWwj
大隅海峡を望む種子島最北端。古くから海上交通の要衝ということで砲台跡も遺されている。
砲台跡。
動画(音あり)
天女ヶ倉展望所
https://goo.gl/maps/fdebK4zYqEz
種子島随一の展望。『秒速5センチメートル』の貴樹も何かを想いながらここで海の向こうを眺めたのではないかという気がした。
動画(音あり)
象の水飲み
https://goo.gl/maps/y1yyfpma9ns
角度が悪いがもう少し海岸よりの岩の付け根方向から見ると海水を飲む象のように見える。
門倉岬
https://goo.gl/maps/FM8THT14A9r
鳴らすと幸せになるとされる鐘。鳴らさなかった。御崎神社。
南日本酪農協同(株)種子島工場
https://goo.gl/maps/bCxTmsCrf8t
ヨーグルッペやデーリィコーヒーでお馴染みのDairyブランド。『秒速5センチメートル』ファンにとっては聖地に準ずる場所と言えるのではないか。ここでヨーグルッペが製造されているのかは不明だが、工場の看板を見かけた時には結構高まった(笑)。
以上。
食に関してはグルメに興味ないので適当に済ませていたが、南種子町で食べたインギー鶏という地鶏は噛みごたえがあっておいしかった。その昔難破して救助されたイギリス船員から譲り受けた鶏の血統を守って育てている特産だそうだ。「実の吉」というお店が評判が良いと聞きそこで食した。食べ物を撮る習慣もないので写真はない。トビウオ料理など海産も良かったと思う。土産品は南伊豆町の観光物産館「トンミー市場」でサトウキビやカライモを使用した菓子などを購入。
鉄砲館(西之表市)や千座の岩屋(南種子町)も訪れたかったし、長浜海岸で沈む夕日を眺めたかった。波に乗れはしないだろうがサーフィン体験もしてみたかった。
今回の旅はコスモナウトを感じるという絶対目的があったので観光は二の次となってしまったが、次はいろいろな方面に目を向けたいと思う。
種子島は良い。